ある日突然、アフィリエイトの成果報酬がぱたりと止まった。
昨日まで毎日のように入っていた通知が、今日は何も鳴らない。明日も、その次の日も。原因を探ってみても、はっきりした答えは出てこない。検索順位が落ちたのか、広告主のプログラムが変わったのか、それとも季節的な要因なのか——理由がわからないまま、ただ数字だけがゼロに近づいていく。
正直に言うと、何度もやめようと思った。
「これだけ時間をかけているのに、結果が出ないなら意味がないんじゃないか」
そう考えるたびに、パソコンを閉じたくなった。誰に見せるでもない記事を、深夜にひとりで書き続けることに、虚しさを感じなかったと言えば嘘になる。
それでも、なぜか筆を止めなかった。
理由を並べればいくつか出てくる。書くこと自体が好きだったこと。自分が調べたことをまとめる作業が、単純に楽しかったこと。そして何より、「今すぐ結果が出ないからといって、それが無意味だとは限らない」という、根拠のない、でも捨てきれない直感があったこと。
ブログというのは不思議なもので、書いた瞬間に評価されるわけではない。半年前、あるいは一年以上前に書いた記事が、ある日突然検索に引っかかり始めることがある。逆に言えば、今書いている記事が今日評価されなくても、それは「無価値」を意味しない。ただ「まだ届いていないだけ」かもしれない。
そう考えるようにしてから、少し楽になった。
報酬が止まっている間も、記事のクオリティを見直す時間に充てた。読みにくかった構成を直し、情報が古くなった記事を更新し、読者が本当に知りたいことは何かを、もう一度考え直した。皮肉なことに、収益が出ていた時期よりも、この停滞期のほうが「読者のため」という原点に戻れた気がする。
数字だけを見ていると、書く理由はすぐに揺らぐ。けれど、書くことそのものに意味を見出せたなら、報酬が止まったところで手は止まらない。
もちろん、ブログは趣味ではなく、続けるからには収益化も大切な目標だ。だからこそ、止まった原因を分析し、改善できることは改善し続けた。ただ、それと同時に「結果が出ない=書く価値がない」ではないと、自分に言い聞かせ続けた。
止まっていた報酬は、ある日また動き出した。理由は今でもはっきりとはわからない。ただひとつ確かなのは、あの停滞期に記事を書くのをやめていたら、この日は来なかったということだ。
書き続けたことに、意味があったのかどうかは、正直まだわからない。でも、書くことをやめなかった自分のことは、少なくとも嫌いにならずに済んだ。
それだけで、十分だったのかもしれない。
ここまで読んでくれて、ありがとうございます
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