「調べる」より先に「流れてくる」
先日、親戚の高校生と話していて、ちょっと驚いたことがあります。
「ご飯屋さん、どうやって探すの?」と聞いたら、返ってきた答えは「え、Googleで調べないよ。SNSで見かけたところに行く」。
検索窓に言葉を打ち込むのが当たり前だった私にとっては、小さな衝撃でした。でも考えてみると、これは「検索しない」というより、「探しに行かなくても、向こうから流れてくる」世界に生きている、ということなんですよね。
アフィリエイトは長いこと、「何かを調べている人」に向けて書くものでした。「〇〇 おすすめ」「〇〇 比較」と検索した人の前に、そっと記事を差し出す。そういう仕組みです。では、検索しない人たちには、どうやって届くのでしょうか。
検索しない世代は「何を」見ているのか
まず整理してみると、検索しない世代が情報に出会う場所は、だいたいこのあたりです。
- ショート動画のおすすめ欄
- SNSのタイムラインや、友達・好きな人の投稿
- 動画の概要欄やコメント欄
- 友達同士のメッセージのやりとり
- AIに話しかけて聞く、という新しい習慣
共通しているのは、「自分で探す」より「誰かが見せてくれる」が先にあることです。
そしてもうひとつ大きいのが、「誰が言っているか」を、とても大事にしていること。広告っぽい文章より、顔の見える誰かのひとことのほうが、ずっと信じられる。これは若い世代に限らず、じわじわ全体に広がっている感覚だと思います。
「探している人」から「出会う人」へ
ここで、アフィリエイトの考え方を少し切り替える必要があるのかもしれません。
これまでは、「困っている人が検索してくる」のを待つ形でした。これからは、「まだ困っていることに気づいていない人」と、ふとした瞬間に出会う形が増えていきます。
たとえば、こんな違いです。
- 検索する人:「ポータブル電源 おすすめ」と打つ。すでに欲しい気持ちが固まっている
- 検索しない人:キャンプ動画を見ていて、「あ、これ便利そう」と初めて存在を知る
後者の人に、いきなり比較表やスペックの羅列を見せても、きっと届きません。必要なのは、「あ、自分にも関係あるかも」と思える入り口です。
届くために大事な3つのこと
1. 小さな体験の話から入る
「このサービスは月額〇円で〜」ではなく、「先週、これで困ったことがあって」から始まる文章。体験談は、検索しない世代にとって「自分ごと」に変わりやすい入り口です。
2. 短く、ひとつだけ伝える
流れてくる情報の中で、足を止めてもらえる時間はほんの数秒です。あれもこれも詰め込むより、「この一点だけ」を伝えるほうが残ります。長い記事は、その先で読みたい人のために用意しておく、くらいがちょうどいいのかもしれません。
3. 売り込みではなく「おすそ分け」の温度で
友達が「これ良かったよ」と教えてくれるときの、あの軽さ。押しつけがましくなく、でも嘘がない。その温度感が、検索しない世代にはいちばん自然に届く気がします。
それでも、記事の役割はなくならない
こう書くと、「ブログ記事はもう古いの?」と思われるかもしれません。でも私は、そうは思っていません。
流れてきた情報で気になった人は、そのあと必ずどこかで**「ちゃんと確かめたい」**と思う瞬間が来ます。そのとき、丁寧に書かれた記事が待っていてくれたら、それは大きな安心になります。
入り口はSNSや動画かもしれません。でも、納得して一歩を踏み出す場所として、ブログはまだ役割を持てるはずです。
届け方が変わっても、変わらないもの
検索する人にも、しない人にも、共通していることがあります。
それは、人は「自分のことをわかってくれている」と感じたものを選ぶということ。
届く場所が変わっても、届ける側の姿勢は変わりません。相手の暮らしを想像して、その人にとって本当に役に立つかどうかを、ちゃんと考えること。アフィリエイトの根っこは、そこにあるのだと思います。
検索しない世代に届くのは、「うまい仕掛け」よりも、「ちゃんと見てくれている」という空気感のほうなのかもしれません。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
ここまで読んで頂き、ありがとうございます
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