アフィリエイトを始めたばかりの頃、私が望んでいたのはただひとつだった。「報酬が増えてほしい」。それだけだった。ゼロだった数字が少しずつ動き始めたとき、画面を何度も見返しては、ひとりでにやけていたのを覚えている。
でも、しばらく続けているうちに気づいたことがある。報酬が増えるほど、なぜか心が軽くならない。むしろ、以前にはなかった種類の不安が、静かに増えていくのだ。
「このままでいいのか」という不安
数字が小さいうちは、単純だった。増えれば嬉しい、それだけ。しかし、ある程度まとまった金額が見えてくると、頭の中に別の声が生まれてくる。
「この収益は本当に安定しているのか」 「来月も同じように出るのだろうか」 「これはただの偶然ではないか」
不思議なもので、報酬がゼロだったときには感じなかった恐れが、報酬が出るようになってから初めて顔を出す。何も持っていなかったときは失うものもなかった。けれど、積み上げたものができた瞬間から、今度はそれを失うことへの恐れが生まれる。
順位や検索結果が気になって仕方なくなる
報酬が発生するようになると、それを生み出している記事の順位が急に気になり始める。今まで気にも留めなかった検索結果を、一日に何度も確認するようになった自分に気づいたときは、少し笑ってしまった。
順位が少し下がっただけで、心臓がきゅっと締め付けられるような感覚がある。逆に上がれば安心する。だが、その安心は長くは続かない。また次の変動が来るかもしれないと、心のどこかで身構えている。
平穏だったはずの毎日に、いつのまにか「監視すること」が組み込まれてしまっている。
増えた分だけ、失うものも増える
これは考えてみれば当たり前のことなのかもしれない。何も積み上げていない人は、下がることを心配する必要がない。積み上げた分だけ、下がったときの落差も大きくなる。
報酬という数字は、私にとって単なる収入以上の意味を持つようになっていた。それは「これまでの努力が間違っていなかった証明」のようなものであり、同時に「いつ崩れてもおかしくない砂の城」のようなものでもあった。
増えることは嬉しい。だが、増えたことによって、守るべきものが増えたということでもある。守るものが増えれば、当然、失うことへの恐怖も比例して増えていく。
それでも、不安と一緒に歩いていくしかない
こうして書いてみると、なんだかネガティブな話に聞こえるかもしれない。けれど、私はこの不安を悪いものだとは思っていない。
不安があるということは、それだけ真剣に向き合っている証拠でもある。何も気にならないほど無関心なら、そもそも記事を書き続けることすらできていないはずだ。
大切なのは、不安を消そうとすることではなく、不安と適度な距離を保ちながら付き合っていくことなのかもしれない。順位を毎日十回確認していたのを一日一回にしてみる。数字に一喜一憂する時間を減らして、次の記事を書く時間に充てる。そんな小さな調整の積み重ねが、結局は一番効いている気がする。
報酬が増えるほど不安も増えていく。それはきっと、これからも変わらない。だとしたら、不安をゼロにしようとするのではなく、不安があっても淡々と手を動かし続けられる自分でいたい。今日もまた、その気持ちで一本、記事を書いている。
ここまで読んでくれて、ありがとうございます
PR
コータのAmazonページへ
よろしければ、
のぞいてみてください
0 件のコメント:
コメントを投稿