以前のネットは、
正直に言えば、
怪しいもので溢れていた。
記事の信用性なんて、
ほとんど気にされていなかったし、
誰が書いたかも、
よく分からない。
でも、
それが当たり前だった。
個人のホームページは、
自由だった。
正解も、
型も、
なかった。
好きなことを書いて、
好きなデザインにして、
誰に怒られるわけでもない。
今思えば、
あれは、
とても緩やかな場所だった。
時代は変わり、
今のネットは、
オールドメディアに代わる、
新しいメディアになりつつある。
信用性。
専門性。
正確さ。
求められるものは増え、
責任も重くなった。
それはきっと、
良い変化なのだと思う。
でも、
どこかで感じてしまう。
今のネットは、
本当に仕事みたいだ、と。
数字を見て、
評価を気にして、
ルールを確認して、
外れないように書く。
間違えないことが、
一番大事になった。
昔のように、
好きなように作る感覚は、
少し遠くなった。
時代の流れなのだろう。
必要な変化なのだろう。
それでも私は、
ときどき思い出す。
あの頃の、
誰のためでもないホームページを。
今は、
この場所で、
折り合いをつけながら書いている。
仕事のようになったネットの中で、
それでも少しだけ、
個人の気配を残したくて。
そんな気持ちで、
今日も文章を書いている。
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