2026年2月23日月曜日

広告リンクを貼る手が止まった夜

記事は書き終えた。
言いたいことも、
伝えたい体験も、
きちんと並べたつもりだった。

あとは、広告リンクを貼るだけ。
いつもの流れ。
いつもの作業。

なのに、その夜は指が止まった。

この文章の最後に、
このリンクを置くことは、
本当に自然だろうか。

売りたいのか、
伝えたいのか。
その境界線が、
急にあいまいになる。

アフィリエイトは商売だ。
それはわかっている。
報酬があるから、
続けていられる部分もある。

でも、文章を書いているときの自分は、
少しだけ違う気持ちでいる。
誰かの役に立ちたいとか、
自分の考えを残したいとか、
そんな静かな動機でキーボードを打っている。

そこに広告を置く瞬間、
心のどこかで問いが生まれる。

これは押しつけになっていないか。
読者の時間を、
軽く扱っていないか。

夜は、正直だ。
昼間なら迷わないことを、
静かに照らしてくる。

結局、その日はリンクを貼らなかった。
未完成のまま、下書きに戻した。

効率だけを考えれば、
迷っている時間は無駄なのかもしれない。

でも、
その迷いがあるうちは、
まだ大丈夫なのだと思いたい。

広告リンクを貼る手が止まった夜。
それはたぶん、
自分の軸を確認するための夜だった。

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