「このブログの内容、AIに聞けば30秒でまとまるな」
先日、自分の記事を別のAIに要約させてみて、ふとそう思いました。数千字かけて書いた記事が、数行の箇条書きになって返ってきたのです。しかも、要点はちゃんと押さえています。
正直に言うと、少しショックでした。同時に、これからの時代に「読まれる記事」とは何かを、真剣に考えるきっかけにもなりました。
要約されて困る記事と、困らない記事
要約されても困らない記事があります。「結論」と「手順」だけで成り立っている記事です。
たとえば「〇〇の設定方法」「△△の違いまとめ」のような記事は、要点だけ取り出せば役目を終えます。読者にとっては、それで十分なこともあります。
一方、要約されると何かが抜け落ちてしまう記事もあります。書き手が迷った時間、失敗した理由、そのとき感じたこと。こうした部分は、箇条書きにした瞬間に消えてしまいます。
アフィリエイト雑記ブログで残していきたいのは、後者のほうだと私は考えています。
AIに要約されにくい3つの要素
1. 自分だけの体験
商品やサービスの情報は、公式サイトに書いてあります。AIもそこから学べます。
けれど、「実際に使って、3日目に気づいたこと」「思っていたのと違って、ちょっと戸惑ったこと」は、使った本人にしか書けません。
体験は、要約すると「使いやすかった」の一言になります。でも本当に読者の役に立つのは、その一言の手前にある、具体的な場面のほうです。
2. 迷いや本音
記事を書いていると、きれいにまとめたくなります。ただ、きれいにまとめるほど、誰が書いても同じ文章に近づいていきます。
「正直、最初は買うか迷いました」
「ここは、人によっては合わないかもしれません」
こうした言葉は、要約では真っ先に削られます。でも、読者が「この人は信用できそうだ」と感じるのは、たいていこういう部分です。
3. 読む人への距離感
記事には、書き手の声のトーンがあります。やさしく話しかけるのか、淡々と整理するのか、少し笑いを混ぜるのか。
この空気感は、要約では伝わりません。逆に言えば、「この人の文章が好きだから読む」という理由は、AIには代わりにできないものです。
要約されること自体は、悪いことではない
ここで誤解したくないのは、要約されること自体は悪いことではない、という点です。
読者が最初にAIで要点をつかみ、「もっと詳しく知りたい」「この人の考えを聞いてみたい」と思ったときに、元の記事へ来てくれるかもしれません。
つまり、要約は入口になりえます。大切なのは、入口の先に「ここまで来てよかった」と思える中身があるかどうかです。
記事を書く前に、自分に問いかけたいこと
私が最近、書き始める前に確認している問いがあります。
- この記事に、自分の体験は入っているか
- 結論だけ抜き出されても、読者に残るものはあるか
- 読み終えた人が、少しだけ気持ちを動かされるか
- 自分が読者なら、最後まで読みたくなるか
全部に「はい」と言えなくてもかまいません。ただ、ひとつでも「はい」が増えると、記事の手ざわりが変わってきます。
紹介する記事にも、人の温度を
アフィリエイトの記事では、商品やサービスを紹介します。だからこそ、「売りたいから書いている」のではなく、「自分が伝えたいから書いている」と感じてもらえることが大切です。
良いところだけでなく、気になった点も正直に書く。向いている人と、そうでない人を分けて伝える。そんなふうに、読者の立場で考えた文章は、要約しても温度が残ります。
おわりに
AIが記事を要約する時代は、もう始まっています。これは、ブログを書く人にとって逆風のようにも見えますが、見方を変えれば、「自分にしか書けないこと」を見つめ直す機会でもあります。
要点だけなら、AIが上手にまとめてくれます。だからこそ、私たちは要点の外側にあるもの、つまり体験、迷い、本音、そして書き手の声を、大切に書いていきたいのです。
数行に要約されても、「もっと読みたい」と思ってもらえる。そんな記事を、これからも一本ずつ書いていきます。
ここまで読んで頂き、ありがとうございます
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